長女のこと:のどかとの時間を宝物に今後も生徒たちと過ごします

95:担任の先生

主治医の先生方と話し合いをしたあと、長女おねがいの小学校🏫の先生に電話をかけた。

長女の担任の先生は長女おねがいが再入院した事を告げると
担任の先生「お見舞いに行っても良いですか?」そう言ってくれていた。

長女おねがいは「退院して元気になったら学校🏫で会うから!」そう言っていたので担任の先生には説明してあった。
私「長女おねがいは具合が悪い姿を見られたくないようなのですがもう間も無く意識が無くなってしまうみたいですのでその時ご連絡させて頂きます。」
そう伝えてあった。

もうその時だった。

唯一動かす事が出来た左手の人差し指も動かせなくなっていた。
声をかけると瞬きで長女おねがいは意思を伝えていた。

それも魔薬を使うようになってから寝ている事が多くなっていた。

長女おねがいの担任の先生に
私「お時間がある時に一度娘おねがいに会いに来てくれませんか?」そう電話で伝えた。

担任の先生はそれだけで全てを理解して慌てて来てくれた。


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96. 母親の想い・先生の想い

長女おねがいの小学校🏫の担任の先生は新卒で赴任され二年目・三年目で長女おねがいの担任をして下さった。
若いのにとてもしっかりしていて、かつ休み時間も子どもたちと沢山遊んでくれる子どもたちから大人気の先生だった。
二年生で初めて担任をして頂いた時に上級生のお姉さんから「のんちゃん良いな〜」と羨ましがられる程人気のある先生だった。
担任の先生は一か月ぶりに会う長女おねがいを見て言葉を失っていた。

私が電話で長女おねがいの状態は伝えてあったが、
先生の想像以上に長女おねがいの体調は悪かったと思う。
一か月前は歩けていたのに学校の階段も手すりにつかまってどうにか登れていたのに。
ベットにはもうどこも動かせない長女おねがいがいた。
そして以前より更に浮腫んで一か月前とは別人のような長女おねがいが ベットに寝ていた。

きっと、“泣いちゃいけない!”
そう思って来て下さったと思う。

担任の先生は笑顔で泣いていた
涙が溢れてしまっていた。

担任の先生「のどか、頑張ってて偉いね!
いつものように声をかけて下さった。

そして先生は私と同じように沢山後悔していた。

先生は体育が得意な先生だった。
長女おねがいは多分ずっと前から脳に腫瘍があり体を動かすのがキツかったのだろう。
私も小児科の医師にもわからなかった。

それでも
担任の先生「のどかちゃんに違うアプローチの仕方があったと思う。あんなに注意しなければ良かった。もっと違う教育が出来たと思う。」
沢山、沢山後悔していた。

私も同じだった。

そして日中ずっと長女おねがいを見て下さっていた先生はいかに親身になって見て下さっていたのか、どれほど沢山の愛を注いで下さったのか痛い程伝わってきた。

担任の先生「本当は内緒なんですけど二年生から 三年生に上がる時のどかちゃんの担任を希望したんです。もう一年担任をしたい!って。」そう 教えて下さった。

実は私は気づいていた。

三年生になった時長女おねがい
私「今年も、つのっち(担任の先生を娘が呼んでいた)だね!   きっとのんちゃんに体を動かす事を好きになって欲しいんだよー」そう伝えると
長女おねがい休み時間は私の好きにさせて欲しい!私の休み時間なんだから!」なんて言っていた。

長女おねがいも私も、つのっちが大好きだった。

担任の先生「のどかちゃん、休み時間にみんなでレクをしても廊下から外を見ている事が多くて。きっと体が辛かったんですよね・・・。もっと早く気づいてあげられたら。本当に申し訳なかったです・・・。

私「体はきつかったかもしれないんですが、もっと早く気づいていたら、心配で学校🏫に行かせてあげられなかったと思うんです。気づかなかったから、学校にもギリギリまで行くことができた。娘の 最後の望みは『学校に行って、みんなと一緒に勉強がしたい!』という事だったので、早く気づかず、ギリギリまで普通に生活が出来て本当に良かった!って、夫も私も思っています。だから先生、自分を責めないでください。」
自分を責めてしまう気持ちが痛いくらいわかった。

でも、まだ20代の前途ある若い女性に娘のことで一生後悔させたくなかった。
一生後悔するのは私たち夫婦だけで十分だと思っていた。

病室を出た後
私「先生、のどかの事は忘れて下さい。先生は学校の先生が天職だと思います。今後沢山の子どもたちをみて行く為にも、のどかの事は忘れて下さい。」
心からお願いした。

担任の先生「私はのどかとの時間を宝物に、今後も生徒たちと過ごしていきます。そうさせて下さい。
そう仰ってくれた。
本当にありがたかったし本当に素晴らしい先生です。

今も
“学校に通えることは当たり前じゃない”
“学校に行きたくても行けない子がいる”
という事を学校の生徒さんたちに伝えて下さっています。

現在はご結婚されてお名前が変わり、可愛いお嬢さんが3人いらっしゃいます。

ある時『母になって今まで気づいていなかった事に色々と気付けるようになりました』とおっしゃっていました。

毎年長女おねがい宛に年賀状を下さいます。
我が家では「つのっちからの年賀状〜!!!!!」
と楽しみにしています。

つのっちがお見舞いの時に持ってきてくれた
長女おねがいの誕生日 ベアちゃん

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