三女のこと:絶妙なバランスで生命維持

11. 試練

循環器病棟に移動した。
広い4人部屋の廊下側の大きなベッドに小さな小さな三女照れがいた。

足🦶に付けた点滴とモニターと鼻から経管栄養のチューブが付いていたが至って元気そうに見えた。

一人でポツンとベッドに寝ている姿を見て切なくて家に連れて帰りたかった

元気そうに見えるけど元気ではない。
“手術をしなければ家には帰れない”
生まれる前からわかっていたが現実に心がついていけなかった。

小さな体で手術を乗り越えなければならない事への申し訳なさが溢れてきた。

手術当日、新生児の三女照れは全くわからない状態で看護師さんに抱っこされて手術室へと向かって行った。

泣かれたらなおせつなかったと思うが何もわからずに大きな試練に向かわせるのも申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

手術当日新生児らしくてぽっちゃりしていた。

12. コツのいる手術って?

生後二週間でBTシャントという手術を受けた三女照れ

手術の前に小児心臓外科の先生からは
よく行う手術です。
   それほど難しくはないのですがコツと言いますか経験が必要になります。
   上手くシャントが機能してくれれば今回だけで次の手術まで大丈夫ですが、
   上手くシャントが機能してくれないと左側にももう一本シャントを入れなければならないので。
   そういう意味でコツがいる手術です。

そう説明を受けていた。

“難しくはない手術”
そう言われた事を真に受けていた。

それは心臓病の中では!!という事だったことに後で気づきました。。。

手術室に入ってから5時間程経って呼ばれたNICUの一番奥の感染症予防の部屋に
大きなベッドに沢山の管が繋がった別人のような三女照れがいた。

初めてのわが子の手術。

想像以上の姿に元気に産んであげられなかった申し訳なさが込み上げてきた。

たくさんの管とたくさんの薬の絶妙なバランスで生命が維持されていた。

13. 麻酔

手術した日は麻酔が効いているので本人はあまりわからない。

手術当日に頑張るのは先生方で翌日以降麻酔が切れてからが本人の戦いのように思います。

三女照れも手術当日は麻酔が効いていてずっと寝ていました。

呼吸や心拍の乱れがあったようで翌日もずっと麻酔で寝ていた。

“起きても痛いだろうから 寝ていた方がいい”そう思ってずっと側に居るだけでした。

翌日(BTシャント手術後2日)NICUに面会に行くとまだ寝ていた。

NICUの看護師さん「麻酔を切ったので午後には起きてくると思うのでお母さん声を掛けて起こして下さい
そう言われ何度も声を掛けるが全く起きなかった。
“傷も痛いだろうし無理に起きなくても。”とも思ってしまった。

目が覚めても抱っこも出来ない。
でも目が覚めないと人口呼吸が取れない。
しっかり目が覚めないと腸が動かずミルクも飲めない。
そう言われてもやっぱり傷が痛いだろうから寝ててもいいのに・・・と思っていた。

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