15. 塾の懇談会で初めて気づく
長男が通っていた 中学受験専門の塾には 学期ごとに懇談会があります。
小学校の懇談会ですら なんとか調整して行っていた私。
“塾の懇談会って 何???” と思っていました。
当時 三女が2歳になったばかり。
懇談会は土曜日に行われていましたが、夫は 土曜日は毎週仕事です。
懇談会に参加するには 子どもたち3人を連れて 一緒に行くか、私の母に留守番をお願いして行くしかありませんでした。
私の母は 後期高齢者ですが、 平日は 短時間とはいえ仕事をしています。
たまにのお休みに 子どもたち3人の子守は キツイですよね。
ケンカもしますし。
賑やか過ぎる3人を連れて 懇談会に参加するのは 迷惑でしかないです。
塾の懇談会の日に 三女が体調を崩すこともあったり。
で、結局 何回か 塾の懇談会に出ませんでした。
いよいよ 5年生に向けて!という懇談会が 4年生の12月頃にあったと思います。
初めて 懇談会に参加しました。
衝撃でした。
夫と私の思いに “塾に通わせていれば なんとかなるんじゃないか”
そう思っていた部分があったのです。
そして 通わせているだけではどうにもならない!という現実を
入塾から8ヶ月も後に 気づいたのです。
中学受験とは何なのか?ということを 全く理解していませんでした。
(夫も私も 中学受験を経験していませんので。)
私たちは 息子のことを 全く言えない お気楽 夫婦だったのです。
16. 親の教え方が悪いのか?
長男の 算数担当になった夫は 何度 教えても理解出来ない長男に
「自分の教え方が良くないのか。」と毎晩 悩んでいました。
やっと真剣に 長男のことを考え始めてくれた事に 私は とても嬉しく思っていました。
中学受験にチャレンジする前は 長男のことを相談しても
「男の子は あんなもんだよ!」と全く取り合ってもらえませんでした。
そんな夫が 長男のことで真剣に悩む姿を 密かに 大喜びしていた私。
︎嫌なヤツですね。
でも 一人で悩まなくてすむようになり、夫に 長男のことを相談出来るようになったのです!
私にとっては 精神的に とても楽になりました。
そして 夫は「俺 胃が痛いよ。」と毎晩 泣き言を言っていました。
長男は 算数がほとんど 理解出来なかったのに
夫に「何でわかんないんだよ!」と怒られ 萎縮して
焦って 更に間違えてしまっていたのだと思います。
︎今 私が 新たな職場で 同じ状況なので 痛い程 理解出来ます。
長男 本当にかわいそうでした。
夫も毎日「俺 なんで怒っちゃうんだろう。」落ち込んでいました。
毎日『長男大丈夫だった? 落ち込んでない?』
と 夫から ラインが来ていました。
が、長男は 超ポジティブ!
“お父さんは 僕のことが大好き!”
と知っているので 全く落ち込みません。
長男 「勉強 したくない」とも言いませんでした。
言えなかったのかもしれません。
算数が苦手な夫が 算数担当だった事に問題があるのですが、
夫が「国語は無理だ!!️」
と言った結果 仕方がなく。
そして、塾に行く前の勉強を教えられる 算数が得意な
長男の扱いに慣れている 超適任な方がいる事に 私たちは気づいたのです!
17. ひらめいた!
長男に 中学受験の算数を教える限界を感じた夫。
もちろん 毎晩毎晩 朝の出勤前にも 長男の勉強に付き合っていましたが、それでも
算数がなかなか理解出来ない長男に
夫 「俺の教え方が悪いんだ」と悩んでいました。
悩みに悩んで 悩みまくった夫が出した結論が
『そうだ! ピアノの先生に 算数も教えて貰おう!』でした。
ピアノの先生は 超有名大学の 理系の女子大生でした。
しかも ピアノ は趣味で 教えてみたかったそうで、 ウェブに登録して 偶然 我が家に来て下さることになりましたが、元々 個別指導の塾で アルバイトで 中学生に 算数と英語を教えていたのです!
算数を教え慣れてます!
しかも 中学受験 経験者️!
しかも しかも 長男が通っている塾の 先輩!だから️算数の解法も同じ️!!
塾の先生のことも熟知している!!
算数が超得意!!️
10ヶ月程 既にピアノを教えて貰っていたので息子の扱いにも慣れてる!!!️
こんな適任者は 他には居ない️ということでピアノを教えていただいた後に 長男の算数を 1時間 教えてくれることになりました。しかも格安で。
本当にありがたかったです。
ピアノの先生なしに 長男の中学受験は 達成出来なかったと思います。