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長男のこと:中学受験体験記 18~20

18. 夫は息子のウソに怒り夜中まで勉強させて後悔する。

ピアノの先生が 長男に 算数も教えてくれるようになり、長男の算数の成績は うなぎ登りに上がりました!

と言いたいところですが、そこは やはり うちの長男ですから。

ピアノの先生が一生懸命教えて下さっても 週一 1時間で それ程変化はありませんでした。

3分の1を 「3 ÷ 1 !!」️ と 自信満々に答えてしまう長男には
1時間/週では 短すぎたのです。
ピアノの先生 「1時間では 少ししか進めず・・・。  申し訳ないです。
と言われました。

でも 夫にとっては 長男の算数を 一緒に教えてくれる人が出来て 気持ちが楽になったようです。

が、塾では4年生の2月から5年生の勉強が始まりました。
4年生の時より 更に量が増えて、更に難しくなりました。
4年生の勉強が理解出来ていないのに更に難しい算数が 長男に理解出来るわけがないのです。

ある日 ついに夫がキレました。

キレた理由は 塾で解いた問題が 1問もあっていなかったのに
長男「僕 出来た!
と嘘をつき 家で解いても 全く理解していない事が 判明したのです。

出来ていないことを 理解していないことを 10歳の子が認めて 「もう一度 解こう!」と思うのは至難の業です。

でも そこから始めないと 先には進めない!と長男には 何度も言っていました。

が、幼い長男。
今でも 難しいです。

しかし 毎晩毎晩 ずーっと付き合っていた夫には 嘘が許せなかったのです。
堪忍袋の緒が切れたのです。

夫「最初から(4年生のテキストから)全部やり直せ!!!!!!!!
夜中の22時に 大激怒でした。

私「眠いのに  嫌々やったって  算数が嫌いになるだけだよ!」

夫「嫌いなら 辞めちまえ!

長男「やります。

この日 何度止めても 夫の怒りは収まらず 結局 深夜2時半まで 長男の勉強は続きました。

夫も私も付き合って 夫は4時半に起きて 仕事に行ったそうです。

そして 翌日 長男は学校 で問題を起こしました。起こるべくして 起こったのです。

19. 深夜まで勉強した次の日

深夜まで算数をやらされた長男。

急いで寝ましたが 翌日?というより当日の朝、学校に行く時間に起きれませんでした。

何度も起こし、眠くて不機嫌な長男になんとか朝食を食べさせて遅刻ギリギリに学校へ送り出しました。
案の定 夫からは 長男を心配するラインが沢山来て、結局 電話もかかってきました。
反省して 後悔するなら 最初からやらなきゃいいのに!と思いますが、
私も 子どもたちに【注意】ではなく、【おこる!】又は【いかる!】になってしまい いつも後悔して 反省しているので、夫の気持ちも痛いほど わかってしまいます。

それでも、私「夜中までは  健康の為にも もう絶対にやめよう!」夫と約束しました。

その日も 塾がありました。いつもより 学校から 帰ってくるのが遅かった長男。

私は 外で待っていて 帰宅する長男のカバンと 塾に行くカバンを交換させて 通塾時に乗っているバスに乗せるつもりでした。

長男が 微妙な顔つきで 帰ってきました。
私「あれっ?」と思いましたが、寝不足だからかな と 勝手に判断してしまったのです。

長男「あのね、お母さん・・・。
何かを言いかけたのに
私「もうバスの時間だよ!」
息子の言葉を遮ってしまいました。
長男 「そうだよね!   じゃあ 行ってきます。
そう言って 長男は慌てて出かけました。
息子の話をきちんと聞けば良かった。今でも後悔しています。

長男が塾に行って暫く経ってから 電話がかかってきました。
夕方 家の電話️が鳴る。
恐怖の電話でした。

20. 担任の先生からの電話

夕方の恐怖の電話️は 長男の小学校の担任の先生からでした。

当時の担任の先生は 産休から復帰したばかりの先生で、お子さんは男の子でした。

産休前、長男が2年生の時に同じ学年の他クラスの担任をしていたので、4年生で受け持ってくれた時点で、長男のことは知っていただいていました 。

始業式に 次女の入学式で学校へ行った際
長男の担任の先生「長男くんのことは 知っていますので。
そう言われました。

そして4年生の時の担任の先生も しっかり長男を見てくれていました。

長男「〇〇先生って   言う事が お母さんとそっくりなんだよねぇ。
  長男くん そろそろ〜した方が良いんじゃない?』とか
  『
急いだ方が良いですよ〜』  とかさ〜
と よく言っていました。

私「そりゃあ 長男くん 先生に愛されてるね!️」
いつも そんな会話をしていました。

そしてそんな 4年生の時の担任の先生のおかげで、長男は作文や暗唱、詩など、色々な面でぐーっと成長出来たのです。

しかし 久しぶりにかかってきた恐怖の電話は
長男の担任の先生「長男くんから  何か聞いていますか?」から始まりました。
第一声で だいたいの事が想像出来ました。

私「先程 帰宅した時に   息子は何かを言いかけたのですが、習い事の時間が迫っていた為に  話を聞かずに 習い事に行かせてしまいました。」

長男の担任の先生「そうですか・・・実は・・・今日 算数の授業で 方眼紙を使って 立体の断面を考える授業があったんですが・・・。

算数・方眼紙・立体の断面 このワードだけで 学校で息子が何をしでかしたのか だいたいの予想が出来てしまいました。寝不足ですし。

でも 長男は 私の予想を超えた大問題を起こしていたのです。

画像の詩は 4年生の時 長男が授業中に書いたものです。

中学受験で 毎日毎日“本当にこれで良かったのか?”と 悩んでいた時に心の支えになった長男が書いた詩。

ペンネーム『みちの つよし』
字の感じも笑ってしまいますが。

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