30. 運動会の応援団長
長男が通っていた小学校は 秋に運動会がありました。
ただでさえ 学校の宿題と 塾の課題で四苦八苦していた長男。
6年生の後期から 土曜日も日曜日も 通塾が始まります。
絶対的に時間が足りない中で 果たして 6年生の秋に 長男に応援団をする余裕があるのか?
という不安がありました。
が、が!
5年生の終わりの懇談会で
先生「来年は 春の運動会になります!」という発表がありました!
もうジャンプして 喜びたいくらいでした。️
帰宅して すぐ 長男に報告すると「へー」と 気の無い返事でした。。。
私
「秋の運動会だったら 応援団どころじゃなかったかもよ! 後期は 土日の両方とも 塾だからね。」
長男
「えーーーーー️!! 休みがないじゃないか️!! ムキームキームキー!!」
私
「そっち???? あのね、受験生に休みはないんです!!️」
という会話に 納得するわけはなく、土日の通塾も大変でした。
しかし 新年度 年間の予定表を見て とてもびっくり️ した事がありました。
運動会が 長女おねがいの命日に 行われることになっていたのです。
正直 複雑でした。
心の底から 長男と次女の 小学校の運動会を 楽しめないかもしれない…と。
だから、あえて子どもたちには 言わずにいました。
新年度が始まり 間も無く 運動会の準備が始まりました。
長男は 応援団に立候補し、応援団長に立候補しました!
そして 大声がかわれて 応援団長になることが出来ました。
副団長は 長男の塾の友達🤝でした!
団長として やらなければならない事も多く 悩んだ事も多かった長男
運動会 当日 いきなり 長女の前に手を合わせ
長男「頑張るから お姉ちゃん 見ててね!」と。
長男「お姉ちゃんが見ててくれるから 大丈夫な気がする。」と、力強く 登校していきました。
あまり 緊張しない性格の長男は 選手宣誓も 応援合戦も 練習通りでき、成長を感じて、見ていた私は 号泣しました。
ふと見ると
5年生の時の担任の先生が(三月いっぱいで異動していたのに)運動会を見に来てくれていて長男の姿を見て 先生も号泣していました。
些細な事でも 人に感動を与えられる長男は 本当に幸せな人だと思います。
残り 選抜リレーになった時点で 三女がグズグズ言い出したので 帰る事にしました。
そして またも事件が起こりました。
31. みんなとお姉ちゃんのおかげ
長男が6年生の時の 運動会も、
残り 選抜リレーだけとなった時点で 三女が眠くてグズグズ言い出したので 帰宅して シャワー🚿をして 三女にお昼寝させました。
そして もちろん 私も寝てしまいました。
(運動会の日は お弁当作りで 早起きですし!)
寝てる間に ケータイがブルブル鳴っていたのには 気づいたような 気づかなかったような。
暫くして 次女「ただいま〜」の大声で 目が覚めました。
次女「長男くんの色 凄いよね!優勝して!!️」
私「え?」
次女「え? まさか見てないの???? 長男くん 優勝カップ 受け取ってたのに?!」
私 「あ・・・。忘れてた!!!」
そうです!
私、勝ち負けとか あまり興味がなく、子どもたちが楽しめれば それで 十分!!️と思っています。
なので、帰る時点で長男の色が何位だったか 確認もしていませんでした。
どうやら 直前まで3位ぐらいだったのに 最終の選抜リレーで1位になって 逆転優勝 したようです。
リレー選手の 頑張りの賜物です。
でも 応援団長の長男が 優勝カップ を授与されたそうです!本当にありがたいですね。
私が昼寝している間に ケータイがブルブル鳴っていたのは
お友達のママから
「長男くん 立派になって」とか
「今どこ?ちゃんと見てる?」とか
「まさか 家で昼寝してないよね?」
↑↑↑私を熟知しているママたちからです↑↑↑
などなど、たくさんのLineや写メが送られていました・・・。
みんなに “寝てた。”事を伝えて、「あり得ないわ!」と怒られたのでした。ニヒヒニヒヒ。
長男は 帰宅するなり
「お母さん 優勝カップ 受け取った瞬間、僕が 優勝カップを空高く 持ち上げたのわかった?」
興奮気味で言っていましたが、
私「三女照れちゃんが眠くなちゃって 帰ってきちゃったんだ・・・。ごめんね・・・。見てないの。」
長男「そっか・・・。僕 応援してくれたお姉ちゃんに 優勝カップを 見せたんだー。
みんなのおかげと お姉ちゃんのおかげだと思ったから!!」
あぁ…。もっと ちゃんと考えられる母親だったら…。
長男は 一緒に応援団を頑張ったみんなに 優勝カップ を回したそうです。
みんなで 共に喜び 共に分かち合う! そういう心が一番大事だと思っているので、
優勝出来た事より 長男が みんなに優勝カップを回した! という事が何より嬉しかったです。
本来なら自分の目で しっかりと見たかったのですが、
「そこが 長男くんのママらしい!」 とみんなから言われました。
みんなが送ってくれた 写メの一枚。長男 空を見上げています。
長男「僕、お姉ちゃんに『ありがとう!』って 伝えたんだー」と言っていました。
その瞬間を 撮ってくれた友達にも 本当に感謝です。
私だったら 感動して 泣いて終わってたかもしれません。
長男と みどり組のみんなの頑張りを 長女もしっかり見ていてくれたと思います。
長女の命日に起きた ミラクルな話、長男の6年生の最高の思い出です。