長女のこと:私は かわいそうじゃない

23. 夫への連絡

当時 私のケータイは ガラケーだったが、夫からものスゴイ数の 心配メールが来ていた。
慌てて電話をかけ 長女の状態を話しをすると

夫「なんでこんな事に なっちゃったんだ。なんで 長女なんだよ。でも 治るんだよね?」
聞きながら 号泣。 私が泣きたいのに 夫が号泣。

私だって 泣きたいのに「先生も『まだ 検査してみないと はっきり言えない!』 
って言ってたし。」と 夫を 励ます。

私だって 励まして欲しかった。『大丈夫だよ!』って 言って欲しかった。
でも 夫は 大号泣だった。

私は夫を励まし続けた。急いで 長女の病室に戻ると長女は まだ寝ていたが 病室に 看護師さんが居た。。

毎年 毎年 同じ場所の桜の木の下で 夫が写真を撮っていた。

24. 病状の深刻さ

長女の病室に居た 看護師さんは私を見ると
「お母さん 病室から離れる時は  必ず 声をかけて下さい!トイレに行く時にも 必ず!」と
強い口調で言った。 それだけ 長女の状態は 悪かったのだ。

“急死もあり得る”

そう言われても 数日前まで 元気だった 長女がまさか? と 信じられない気持ちでいた。
入院と共に 脳圧を下げる為の 強いステロイド剤の 点滴が始まっていた。

普段なら トイレが凄く遠い 長女が点滴の輸液で トイレが近くなった。
ママ トイレ行く」起きた長女が言った。
病室には トイレは無く 廊下を 数メール 歩かなければ ならなかった。

長女は 立ち上がれなかった。

点滴の台に 必至で掴まり 私が支えて なんとか トイレに行った。
しかし 尿意はあるのに 排尿出来ない。

長女「やっぱり 出ない。」何回も 繰り返していた。。
それも 病気の症状だとは 全く気がつかなかった。もともと トイレが遠かった長女。

入院前どれ位の頻度で トイレに行っていたのか 全く気にしていなかったが、
長女が 太ったように感じていたのは排尿障害が起きて 浮腫んでいたのだ。
この時には 右目が内側に寄って 眼球異常も現れていた。

10日前に 息子と 次女の 七五三の写真を撮った時の 長女とは別人のようになっていた。

25. 号泣する夫 長女に怒られる

入院当日の夜夫が 慌てて病室にやってきた。
夫「なんでこんな事になっちゃったんだ。」と 泣いてばかりいた。

夫は 長女を溺愛していた。
長女に注意したことはあっても 怒ったことはない!
小さい頃から体が弱かった長女を不憫に思っていた夫は
「俺は 長女には  怒れない!!!!」と 断言していた。激甘だった。
夫は 常に 長女を心配していた。
その 大事な 大事な長女の 命が 危ない。夫もパニックだったのだと思う。

でも、私もパニック。

夫の「なんでなんだよ。 どうして 長女なんだよ。」という言葉が
『私のせいで    長女が病気になってしまった!』と言っているようにしか 聞こえなかった。
不安が 疑心暗鬼を生んでいた。

私だって 大声で泣きたかった。不安を ぶちまけたかった。

夫と 娘の病室に居たら言い合いになりそうだったし、朝から何も食べていなかったので、夕飯を買いに コンビニに向かった。
真っ暗な道をどこにコンビニがあるのか分からず、迷いながら 誰にも会わなかったので、一人 大声で泣いた。泣きまくった。

暫くして 病室に戻った時には夫の パニックは 収まっていた。
のちに 夫が 私に こっそり 教えてくれた。

私が病室を出た後 オンオン泣いている夫に
長女が「泣くな! 私は かわいそうじゃない! だから 泣くな!」と 怒ったそうだ。
確かに可哀想がられたら 哀れみの目で見られたら嬉しいハズがない。
夫と 私は 長女の前では 決して泣かない!そう決意した!

だが、溢れてきてしまう涙を 堪える辛さをこの先 まだまだ 痛感することになった。

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