長女のこと 25~28:救急外来 大学病院での診察 入院

25. 脳外科

すぐに 看護師さんが来て「車椅子で 脳外科へ行きましょう」と言われた。
長女は 支えないと 歩けない状態だった。

私(絶対に 大変な事になってる。)パニックで 泣きそうになりながら 必至の 作り笑顔で
私「あっちこっちで   疲れちゃうよね」と 長女に言った。
長女は 目に見えて どんどん具合悪くなっていた。
脳外科へ移動して いよいよ 診察室へ 呼ばれた。
朝一で  近所の総合病院でCTを撮って都内の大学病院へ移動して脳外科の診察室に入れたのは診察時間が終わった15時過ぎだった。

26. CT画像 白い影

診察室には 私だけが 呼ばれた。長女は 私の母と 廊下で待っているように 言われた。
私(本人に言えない程 悪い病気なんだ!)直感した。
診察室に入ると 目の前に 長女のCT画像が貼ってあった。
私は 正に 頭が真っ白になった。
私は 22歳の時に 小脳梗塞になった。

脱水によるもので ほんの小さな梗塞だったが、体のバランスが保てなくなったり、左側に麻痺が起こった。
リハビリを沢山したが、今でも 他の人からはわからないが、自分では 微妙に感じる 麻痺がある。
私は 自分の頭部のMRI画像も CT画像も 何度も見ていた。
私の梗塞は 画像では 確認するのが難しい位 小さなものだった。
それでも 麻痺はある。
それなのに 目の前にある長女の頭部画像には大きなとても大きな 真っ白な影があった。
画像を見ただけで 波が溢れてきた。
長女の頭部には 首の付け根付近に頭の5分の1くらいの 真っ白な影があったのだ。

27. 医師の診断

私が 理解できるよう脳外科の医師が ゆっくり丁寧な口調で 話始めた。

脳外科の医師
CTの画像を 見せてもらいました。見てもらうと わかりますように ここに 白い影があります。これは 腫瘍だと思います。詳しく検査してみないと はっきりは わかりませんが、たぶん この感じですと 悪性の腫瘍の可能性が高いです。そうなると 難しい病気で 予後は 大変厳しいと思います。
とにかく 詳しく検査してみないと 断定は 出来ません。
また、現在 この大きな腫瘍のせいで 水頭症を起こしています。急死の可能性もあり得ますから このまま入院してご家族どなたか必ず連絡がつくようにして下さい。

と言われた。突然の宣告。
私が予想していたより 長女の状態は 遥かに悪いものだった。

脳外科の医師は 丁寧な口調で ゆっくり話をしてくれたのに私には 全く分からなかった。
なぜ 長女が? 何が いけなかったの?
数日前まであんなに元気だったのに?
どうして?どうして?
いいえ、長女はずっと前から 兆候は見られていたのです・・・。

脳幹部グリオーマ 小児ガン ブログ | Triple Rainbow

28. 脳外科に入院

脳外科の医師が言った言葉の ほとんどが頭に入ってこなかった。
最愛の我が子の 厳しい病状の宣告を理解したくなかったのだと思う。
ただただ 涙が止まらない。
長女に起きている現状を私には理解しきれなかった。
長女のCT画像の 真っ白い影だけが今でも鮮明に脳裏に浮かぶ。
看護師さんが 「大丈夫?」 と声をかけてくれた。
そう、辛いのは 私じゃない!!!長女だ。
私「大丈夫です・・・。」と 必至に涙を拭いた。
長女に 泣いていた事を 悟られてはならない。

必至に涙を堪え 深呼吸を沢山して長女と 私の母が待つ 廊下へ出た。
長女が しんどそうに 車椅子に座っていた。私の母が 心配そうに 私を見る。
私「長女の体調が良くないから 入院することになったよ。家に居たら 心配だけど 病院なら 安心だし!」努めて 明るく言った。心配そうに長女「ママも 一緒に居てくれる?
私「ん。 長男も 次女も 居るからなぁ。」
私の母「家の事は 心配しなくていいよ。なんとかするから。   長女と一緒に居てあげて」長女 やっとホッとしたようだった。
病状は 全く安心出来ない状況だった。
脳外科の病棟に入院することになり、私「小児科じゃ ダメですか?」
脳外科の医師「お嬢さんの病気の状態では 小児科では 受け入れられません!いつ水頭症の状態が悪くなり 開頭しなきゃいけないか わからない状況です!そうなっても 直ぐに対応出来るよう 脳外科に入院して下さい!」と言われた。

長女おねがいは 一刻を争う危険な状態だった。

長女が大好きだったシェリーメイ

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