長女のこと 65~69:治療が終わること

65. 快方へ

放射線治療を始めて 20回程 終えた頃
長女おねがいの 右側の麻痺の 改善が見られるようになった。

小学一年生から お習字教室に通っていたので 学校🏫での 書写の授業が好きで 特に 毛筆が 大好きだった。

院内学級で書いた作品


長女おねがい今日 これ 書いた〜
見せてくれた時 涙が出そうになった。

長女おねがいの憧れは なんだろう。
憧れている事に 近づけるのだろうか。

小さい字も 書けるようになってきた。

嫌々書いてるのがわかるクリスマス🎄会に向けて まとめたもの

日々の リハビリも 全身を使うようになり 日に日に 快方に向かっていく 長女おねがいの様子にリハビリの先生も 嬉しそうに汗💦をかきながら大きなボールで キャッチボールして下さったり ツイスターゲームをして下さったり。
が、長女おねがいは「疲れるから 嫌だ。

平日は 院内学級に通って 放射線治療を受け リハビリも行く。
入院中 忙しく過ごしていた。

長女おねがいは 嫌がる日もあったが リハビリの成果もあり 麻痺はあるものの 一人で歩けるようになった。

放射線治療が進むにつれて 快方に向かう 長女おねがいを見て 嬉しくもあり 複雑な気持ちもあった。

66. 治療が終わることへの恐れ

放射線治療は 33回と決まっていた。
私は 放射線治療が 終わって欲しくなかった。

放射線治療が終わってしまったら 長女おねがいに 出来る治療は もう無い。

長女おねがいに してあげられることは 放射線治療が最後。
これ以上 良くなる事はない。後は 悪くなるだけだから。

放射線治療後に 腫瘍が徐々に小さいなる子もいるらしいが、長女おねがいの様子から麻痺が 快方に向かっているのを見ても 腫瘍が小さくなっているだろうことは 私にも わかった。

少しずつ 麻痺が良くなり 利き手が使えるようになって 喜ぶ長女おねがいを見て
“今度 右側の麻痺が進行したら 長女はどう思うだろう”
時間が止まってほしかった。

放射線治療 33回 頑張った証一回毎に シールを選ぶのを 楽しみにしていた

12月15日に 放射線終了し、17日に退院となった。

67. 書初め

院内学級の2学期の終業式前に退院となる 長女おねがいに合わせて
他のお友達の抗がん剤治療の日程と調整して 院内学級のクリスマス🎄会があった。

ケーキ🎂を作ったりトーンチャイムの演奏をしたり笑顔いっぱいの 長女おねがいが居た。

ムーンフェイスになってから写真や ビデオに撮られることをとても嫌がっていた 長女おねがい
全く別人のようになってしまった自分を9歳の女の子には受け入れられなかったのだ。。。

夫や 私にとって愛しい長女おねがいに変わりはなく
主治医に「楽しい思い出を  沢山作ってあげて下さい」そう言われてから信じたくはないが、写真やビデオを 沢山撮っておきたかった。動く長女おねがいを長女おねがいの笑顔を。
院内学級のクリスマス🎄会は他のお母さんと一緒にビデオ📹を撮った。

笑いながら 泣いていた。
長女おねがいは この時 既に大きな声が出なくなっていた。

院内学級で書いた 書き初め
長女に “みらい”があるのか 涙をこらえるのが 難しかった。

68. 見られたくない

入院中に 退院したら したいことを色々考えていたのに、
長女おねがい外に出たくない。。。
外に出て 知り合いに会うのを 嫌がっていた。。。

楽しいことを 一緒に 沢山したいのに。
家で テレビ📺を見たり ゲームをして 過ごしていた。

実は 外泊した時に 自宅マンションのエレベーターで 知り合いの子が 途中から乗ってきて
口笛 長女おねがい 長男ニヤリ 次女ニコニコが乗っていたのに
「あれ?のんちゃん(長女)は?」 と聞かれた。

長女おねがいが 浮腫んで 別人のようになっていたので 気づかれなかったのだ。。。

長男ニヤリ「のんちゃん いるよ!  ほら!ここに!!!」

お友達「え? あ! えッ?   なんか 変わった!」

子どもって 正直ですよね 特に 1年生位の男の子って。 全く 悪気はない。

でも 長女おねがいは 深く 深く 気づいてしまった。
それ以来 長女おねがいは 外に出る時には 必ず マスクをつけていた。
そして 外に出るのを 嫌がった。 楽しい思い出を 沢山作りたかったのに。
親として どうしたらいいかわからなかった。

69. 転機

年末になり 長男ニヤリ 次女ニコニコの 保育園も 夫グラサンの仕事も 休みになった。

ずっと 家に引きこもっていた 長女おねがいを なんとか 外に連れ出す為 少し離れた 公園に連れて行った。
自宅マンションの 敷地内では 知り合いに会わないよう マスクをつけて 速足で歩いていたが 
公園に着くと 安心したようで 緊張が 解れた顔になった。

くぼみがあり、
落ち葉🍂が集まって
落ち葉🍂のプールのようになっていて
家族みんなで 落ち葉を掛け合ったり
ガサガサ歩く音を楽しんだり、
やっと 長女おねがいの笑顔が見れた。

長女おねがいやっぱり 外は楽しいね〜
知り合いに会わない場合なら 出かけられるようになった。
でも 自宅マンションの敷地内は いつも 緊張して 速足で歩いていた。
見られたくない!” その思いが 強かった。

9歳の女の子には、強いステロイド剤の副作用で全身浮腫んでしまった自分の姿は 受け入れられなかったのです。

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