発達に偏りのある長男の中学受験体験記 35~37

35. 福島で長女の法要

長男が通っていた塾は、中学受験と言えば!の 四谷大塚のテキストを使用し、毎週のテストは「希望者は受ける」 というスタイルでした。

が、「小学校6年生は 志望校 合不合判定テストは受けるように!」と言われていました。

最初の合不合判定テストは 長女の七回忌法要で福島県の 夫の大学の後輩のお寺に行っていたので、
受けられませんでした。

夫の母と、私の母と、うちの家族5人、総勢7人での福島県への旅は 子どもたちにとっては
楽しい思い出になったようです。

三女が産まれて初めて 家族5人での一泊旅行でした。
両方のおばあちゃんと一緒に行けた事を 喜んでいました。

桜が満開の公園で、子どもたちが遊んでいる姿を見て、7年前の長女の闘病中には想像も出来なかった 穏やかな時間が流れていました。

頑張って勉強していた長男に対して、長女からのプレゼントだったのかもしれません。

しかし、帰宅するとすぐ 長男の勉強は再開されました。

そして この頃には週3日の通塾と、ピアノの先生による週一回2時間の算数の勉強と、夫との 毎晩の勉強という過密スケジュールで、毎日時間に追われる生活をしていました。

でも、長男の算数の成績は なかなか上がってきませんでした。
それどころか…、大丈夫だよね!と思って安心していた教科が思いのほか足を引っ張っていたのです。

中学受験といえば! の 四谷大塚️の 合不合判定テストの謳い文句は
『合格力を正確に判断し、合格力を飛躍的に伸ばす!』だそうです。
そこに長男が該当したのかは 大いに疑問が残りますが。

36. 第二回合不合判定テストで第一志望がE判定

7月に行われた第2回の合不合判定テストを受けました。

青いブロックが合格者の成績で、赤い星️が長男の成績です。そして第1志望校です。
でもこの時はまだ若干の希望があったのです。なぜなら、社会が悪すぎたのです。

青い星️が 合格者の平均値で 赤い星が長男の成績です。

算数に追われていた長男は、社会の勉強をする時間が全く取れていませんでした。
夫は 社会が得意です!夏休みに 社会を特訓すれば なんとかなるかも!
そんな風に思っていました。

そして 夏期講習が始まりました。
ほぼ毎日 お弁当を持って、最長 2時間 ×️ 4科目8時間 ️夏期講習を受けました。
集中力がない長男が トラブルを起こさず 通えるとは思えませんでした。

夏期講習が始まる前に 塾の先生と 面談をして頂きました。

塾の先生「みんなも4科目受けるので 大丈夫です!」
そう言って頂いたので、不安ながらも 長男を送り出していました。

37. 最大の敵は妹の三女

長男は 家庭の事情で中学受験にチャレンジして
夏休み中も ほぼ毎日 お弁当を持って塾の夏期講習に行っていました。

行く前は長男「今日も8時間か…。長いなぁ…。帰ってきたら  僕は絶対に 勉強しないからね!
など イライラしている事が多かったのですが、

帰宅すると、長男「あー  今日も楽しかった〜」 と言うことが多かったのです。

“塾に何をしに行っているのか?”とても不安でしたが、この頃には塾から苦情の電話 は掛かってこなくなりました。
多分、塾の先生が 長男を熟知して 事前に注意して下さり、塾のお友達も長男に慣れた のだと思います。

家では 毎日 夫と夜遅くまで勉強して 休日はピアノの先生が毎週2時間算数を教わりました。
が、長男の集中力は一向に持続しませんでした。
ピアノの先生に算数を教わっている間にも、ボーーーーーーッとしてスリープ状態、又は、シャットダウン状態の時もあり。

ピアノの先生に「今 考えてる?  それとも ボーッとしてる?
と聞かれたり、三女が側を通っただけで
長男「三女ちゃ〜ん️」と必ず言っていました。

ピアノの先生に
長男くんの  勉強の最大の敵は  三女ちゃんだね!  『遊ぼ〜』  って言われたら  可愛いすぎて   断れないわ。
と言われていました。

自他共に認めるシスコンの長男。
そして 三女と遊んでくれるととても助かるので、親としてもなかなかダメ!とも言えず。
今だにとても仲良しの二人です。

三女が何をしても怒らない長男
長男「いつか三女ちゃんも  次女ちゃんみたいに 恐い人になっちゃうんだよなぁ。
と言いながらもいつもくっついています。

三女が長男に近づかなければもう少し集中できるかもしれません。

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