長女のこと:元気に生んであげたかった

79. 院内学級の始業式

4月10日
経管栄養を入れた 翌日は
長女おねがいが待ちに待った 院内学級の始業式の日だった。

始業式は 病棟の食堂で 行われた。

多分 具合が良くない子も 参加できるよう 考えてくれているのだと思った。

院内学級の先生が3人
病棟の医師 看護師さん達も みんな参加して下さった。
みんなが 「進級 おめでとう!」 お祝いしてくれた。

そして
みんなが 始業式 待ってたんだもんね!  良かったね〜!」
声を掛けて下さった。

なぜなのか 私には よくわかっていた。
きっと 次の始業式には 長女おねがいは 出られないから。

長女おねがいは 嬉しそうに 照れ笑いしていたが 始業式が終わるとすぐに
長女おねがいベットに戻る・・・。」と 言っていた。

この時 既に 車椅子♿️に座っているのが 難しくなっていた。
長女おねがいの麻痺は 進行して 右半身は  もうほとんど 動かなかった。
右手を動かすために 左手で 持ち上げている状態だった。

ベットに戻ると
長女おねがい疲れた。
グッタリしていた。

ベットアップして もたれていないと 一人で座ることは 出来なくなっていた。

病棟の食堂から 満開の桜🌸がとても美しかった。

口笛「外の桜🌸 見えた?」
長女おねがい見えなかった・・・。

長女おねがいには 数十メートル先は もう 見えていなかった。。。

桜🌸ではないですが お花🌸に 癒されています

80. 誰のせいでもない

長女おねがいに 病気の症状が出た時から 私は ずっと
「自分のせいだ。」
そう思っていた。

妊娠する前に 病気になったし 夫が 結核になった時も 予防薬💊を沢山飲んだ。

長女おねがいは 赤ちゃんの時から 熱を出しやすく 扁桃腺炎を 繰り返していたので
 免疫力が 全くない!
と言われていた。

きっと あの時 癌細胞が 増殖してしまったのだと思った。

長男ニヤリと 次女ニコニコは 至って 健康。

きっと 長女おねがいが 私の悪い物を全部 持って 生まれてきてくれたのだと思う。
もっと元気に産んであげられたら。

なんで 私ではなく 長女おねがいなのだろうか。

毎日 毎日 その事ばかり考えていた。

Y医師👨‍⚕️は 初めて会った時から
Y医師👨‍⚕️「娘さんの病気は 未だ 原因がわかっていません。
原因がわからないという事は   防ぎようが無いのです。
ご両親 特にお母様方は 自分のせいだ! と ご自分を責める方が多いですが、この病気は 誰のせいでも ありません。
どうか どうかご自分をお責めにならないでください。

毎回 そう 慰めてくれた。Y医師👨‍⚕️は 本当に優しい先生だった。

それでも
刻一刻と  具合が悪くなる 長女おねがいを見ると
何もしてあげられない 無力さと
元気に産んであげられなかった事に
申し訳ない気持ちで いっぱいだった。

お花で🌸 少しでも心が癒されますように。

81. 抗がん剤注入

院内学級の 始業式の翌日 4月11日は 夫の誕生日だった。
しかし 夫グラサンには申し訳ないが 誕生日どころではなかった。

抗がん剤のラステット💊の3クール目が 始まった。
効いてないと わかっていても 辞める勇気が なかった。

効果がないと わかっていながら
もう カプセル💊を飲み込めない 長女おねがいの 経管栄養の中に 抗がん剤を 注入した。。。

これで 本当に良いのか・・・。
自問自答してみても 辞めたら 長女おねがいが居なくなってしまうのでは?
恐怖心に 勝てなかった・・・。

看護師さん「カプセル💊を開ける時は 中の粉末に触れないよう 手袋🧤をして下さい」
そう 言われた。

それだけ 人体に影響を及ぼす薬💊を効いていないと わかりながら
最愛の娘に もう 飲めない状態の娘に 注入していた。

長女おねがいは 髪の毛が抜けて 全体的に だいぶ 薄くなってしまっていた。

しかし もう 自分で 抜けた髪の毛を 拾うことも 出来なくなっていた。

院内学級が始まるのを 心待ちにしていた長女おねがい
学級 初日に 長女おねがい今日は しんどいから 学校は お休みする・・・。
初めて 長女おねがいが 弱音を言った。。。

いつも 前だけ見て 長女おねがい大丈夫!!!」 と言っていた 長女おねがい

あんなに 楽しみにしていた 院内学級を休むほど 長女の体調は悪くなっていた。

もう 座って居られなかった。

口笛「体調が良くなったら 行けば良いよ!」
そう 長女おねがいに言いながら 体調が良くなる時は もう来ないのだろう。
そう 気づいていた。

あの時「ちょっとだけでも 行こう!」
そう 声を掛けておけば良かった。

ずっと 後悔することになってしまった。

昨日 体調を崩した私に三女が描いてくれた 絵です

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