23. お弁当事件 前半
今回は長男5年生になった頃のことです。
長男が 塾の春期講習に参加して 間も無く帰ってくる!という頃 家の電話が鳴りました。。。。
家の電話️が鳴る。恐怖の電話️です。
いつもは穏やかな印象の 塾の算数の先生は いつもより興奮した口調で一気に話されました。
要約しますと
●今日 お友達のお弁当箱を壊した
●長男が帰った後に お友達が気づいて発覚した
●理由はあえて聞かなかった
●授業中も乱暴な言葉や態度の時が多々あり、再三 注意しているが 聞かない
●長男みたいな子は初めて
そんな内容でした。もう 本当に申し訳ない気持ちでした。
平謝りに謝りまくりました。
もう長男を外に出したくない気持ちでした。
電話️の最中に長男が帰宅しました。
話しの内容を聞いていた長男、さすがに尋常じゃない雰囲気を感じ取ったようです。
情け無くて涙が出てきました。
毎日毎日、長男に言って聞かせていた事は 無意味だったのです。
やはり長男には塾は無理だったのです。
電話️を切った後に 塾で何があったのか長男に聞きました。
お昼休憩時に外を見ていた長男が、友達を窓際に呼んだ際に、側に座っていたAくんに唾が飛んでしまった。
Aくんは不快に思い長男に唾を掛け返した。
長男は唾が飛んでいたとは知らず唾を掛けてきたAくんに唾を掛け返した。
Aくんは怒って長男の鞄を蹴った。
長男は怒ってAくんの鞄を投げた。
Aくんが塾から帰る時にお弁当箱が壊れているのに気づき先生に相談した。
(︎Aくんのお母さんが 後日 お手紙を下さったので、内容は間違いありません。)
もう 本当に情けなかったです。
そもそも 長男が静かにしていれば こんな事にはならなかったのです。
塾に行く資格がない!と思いました。
人に迷惑をかけるような子は行くべきではない!と思ったからです。
算数の先生は 日々の我慢を 一気に仰った感じでした。
長男が通っていた塾は 授業中も 先生方がギャクを言って 笑いが絶えない塾です。
でも 長男には ギャクと自由に発言することの区別が つかなかったのだと思います。
夫が帰宅して 激怒し、
夫「もう 塾には行けない!」
宣言しました。
でも このタイミングで塾を辞めたら
長男が辞めたのが Aくんと関わりある様に思われしまうかもしれない!
と思ったのです。
私
「今は辞められない!
Aくんにも Aくんの親御さんにも謝らないといけない!
それから 先生方にも 長男が謝らないといけない!
塾を辞めるなら その後 暫くしてからだね!」
長男
「僕 塾を辞めたくない・・・。」
私
「でも 先生方は 長男に辞めて欲しいと思っているかもしれないよ!」
長男
「塾に行っても良いか 聞いてみる・・・。」
長男
塾に電話️ を掛けました。
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長男のくだらないトラブルのブログですみません。
もし 今 同じ様に悩んでいらっしゃる方が いらっしゃいましたら・・・。
と思っております。
長男ほどのお子さんはいらっしゃらないかもしれませんが。
24. お弁当事件 後半
塾に電話をした長男
「〇〇(名前)です・・・。 今日はすみませんでした・・・。
僕 塾に通いたいんですけど、通っても良いですか?」
泣きながら 電話していました。
電話に 頷き 返事をしながら聞いていた長男
「はい。わかりました。 ありがとうございました。」
電話️を終了しようとしていました。
慌てて電話️を変わりました。
電話に出て下さったのは塾長でした。
長男が通っていた塾は 塾長が運営していて 何人かの先生がいらしゃいます。
塾長も 長男に授業をしてもっていただいてる事もあり 長男をよく知っています。
電話でとにかく 長男の行動を謝りました。
塾長からは
●今まで 他の先生たちから 長男の授業中の態度は聞いていた。
●その上で 今回は あえて 理由は聞かずに 壊してしまった事実を伝えた。
私は
●トラブルを起こしてしまう可能性があるとわかりながら 塾に通っていたが、
●トラブルを起こしてしまった以上 塾に通うべきではない事を伝えた。
塾長
「長男くんが変わればいいだけの話ですよ。
例えば 私立中学に入学出来ても 今のままだと 退学になってしまうかもしれない。
だから 長男くんが変わればいいだけの話です。」
私
「ありがたいお言葉 本当にありがとうございます。
ただ、〇〇(長男が通っていた塾)は 中学受験をする為に 皆さん通っている。お金を払って 勉強をする為に通っているのに 他のお子さんの 勉強の邪魔をするような子は 通う資格がない と 夫も私も思っています。他のお子さんの親御さんの気持ちを考えたら 長男は 通うべきではない そう思っています」
塾長
「『他の親御さんの気持ち』 と言われてしまうと 難しいんですけどね。
私個人の考えとしては 言い方は悪いかもしれませんが、排除するような教育はしたくないんですよ。
教育を受けたい!と思う子には 受けさせてあげたい!と思っています。
だからこそ 長男くんが変わればいいんですよ。
長男くんの新聞に載った記事見ましたよ!
長男くんは 優しい心も持っています! きっと 変われると思いますよ。」
温かい 本当にありがたい言葉でした。
あの塾長の考えで あの塾であったからこそ長男は通えたのだと思います。
夫と長男と私 3人でよくよく話あって 今後 迷惑をかけるような事があったら その時は 即辞めることを約束しました。
そして 翌日 長男は 塾に行って 算数の先生にも塾長にも謝りました。
そしてAくんにも謝って お弁当箱を弁償して 長男と私の お詫びの文章を添えました。
後日 Aくんのお母様からも お詫びのお手紙を貰いました。
これが『お弁当箱事件』です。
今となっては 懐かしですが、当時は 相当 悩みました。
そして 毎日毎日 ハラハラしながら 長男を塾に送り出していました。
でもこの お弁当箱事件のおかげで 嬉しい事もあったのです。
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