発達に偏りのある長男の中学受験体験記 38~40

38. 中学受験に挑戦したことの最大のメリット

我が子に 中学受験という いわば特殊なことに挑戦させることを 常に悩み続けた3年間でしたが、
長男が5年生の3学期に
「僕、塾で勉強していて本当に良かったよ!塾行ってなかったら  学校学校の勉強がわからなくなってたと思う。」
と言ったことがあります。

長男は幼い頃から図鑑や本を読むことが大好きでした。
特に 自然科学の分野が大好きです。雑学も。

なので、長男は『「同級生も自分と同じくらい 色んなことを知っていて知りたい!」と思っているハズ!』と思っていました。

だから、興味がある事を喋り続ける!
でも同級生には興味がない話なのです。

長男は、「変なことを喋り続けるヤツ!」と思われ、
長男=バカ!! ️と思われていました。

低学年の頃は 同級生にからかわれて トラブルになる事も多かったです。

運動も苦手だったので、サッカーサッカー️を3年間くらい習ってみたりしましたが、チームの足を引っ張ってしまい。入塾と共に辞めてしまいました。

高学年になり勉強が難しくなるにつれて、特に算数や理科でつまづき始める子が出てきたようです。
算数の宿題を こっそり 答えを丸写ししてしまった子が 居たようです。
先生に見つかって 注意されてしまったそうです。

それを知った長男、

塾では 算数の成績が ダントツのビリでしたが、学校学校の算数なら出来ます!
学校学校の宿題は あっという間に 終わらせられるようになっていました。
初めて 自信が持てたようです。

小学校でも 長男をバカにする子が 居なくなったそうです。

長男
「僕、バカじゃなくなったから、みんなにバカにされなくなった!」
と 喜んでいました。

私「能ある鷹は爪を隠す!能無しおバカは ひけらかす!
  絶対に『塾に行ってるから!』って言ってはいけない!言ったら即刻 辞めてもらいます!」
と伝えていました。

それでも塾に行ったことで友達とのトラブルが減ったことが長男にとっては中学受験をチャレンジした最大のメリットだったかもしれません。

39.中学受験生の夏休みは1日。川遊びを満喫

小6の夏休み
長男の塾が休みだったのは5日間。
その5日のうち 夫と休みが重なったのは1日だけでした。

長男の希望は【 川遊び!!️ 】。まさに 水を得た魚でした!

長男は ずっとスイミング水泳‍♂️に通っていたので水の中が大好きです!
そして自然も大好きです!
釣り魚を楽しんでいる方にも 急に声を掛けたりします。

歳上の方には 可愛いがって貰えるタイプです。物怖じしないので。

自然の中に居れば ずーっとずーっとずーーーーーーっと 楽しんでいます。いつまでも、ずっと。

それを知っていて、長男を 塾や机に縛り付けている事への罪悪感と、“本当にこれでいいのか?”という疑問でいっぱいでした。

長男の笑顔に夫も私も複雑な気持ちでした。

帰宅の車中で 爆睡した長男。
家に着くと勉強を始めていました。その背中がせつなかった。

「もう 辞めよう!」そう言うのは簡単です。
でも それが正解なのかはわかりません。

ずーっとずーっと悩み続けていた私に 救いの言葉を掛けてくれたのは、長男と同い年の姪っ子でした。

40. 中学受験夏期講習 長時間塾に拘束されることを長男同級生の姪っ子に気づかされる

小さい頃から背が高く、考え方もとてもしっかりしています。

同じ歳の女の子とは話が合わない部分もあると思います。
でも、女子特有の「一緒じゃないと不安」という思いがないのです。

また
何か言われても長男のように即言い返す!ことはせず、言われた相手のことを考えて我慢するタイプです。

なので、気が強い子や、精神的に幼い子には色々 言われてしまったり。
学校学校がつまらない!そう感じることもあったようです。

会うと色々お話ししてくれる姪っ子。も良いので、中学受験を勧めてみました。

最初は
姪っ子「塾とか 行きたくない!  遊べなくなるし!」
そう言っていましたが 長男があまりに塾に楽しそうに行っているので少し興味が湧いたようです。
そして 近くの都立中高一貫を見学に行って あまりの楽しそうな雰囲気に気持ちが変わりました。
姪っ子は都立中高一貫を受験することにしたのです!

私は、我が子の6年生の夏休みを 塾や勉強ばかりで過ごさせてしまった 罪悪感がありました。
お盆に姪っ子に会った時に
私「本当に これで良かったのか わからない時があるんだよね。」と姪っ子に相談したら
小学校6年生とは思えない素晴らしい答えが返ってきました。

自然が大好きな 長男を塾や机に縛り付けている事への罪悪感で悩んでいた私に
姪っ子「この間、お父さんとお母さんと話してたんだけどね、
“ もし 中学受験をしていなかったら何をしていたか?”
って考えたらきっとダラダラして、これ!って 特別なことはしてなかっただろうし、そう思うと受験勉強で何も失ってないと思うんだよね!
でも受験勉強で得たものは大きい!だから 受験勉強して良かったんだよ!」
そう小学校6年生の姪っ子に 励まされ、勇気づけてもらいました。

姪っ子も中学受験の勉強で毎日のように塾に通って頑張っていました。
姪っ子の、受験生本人からの 一言で“これで良かったんだ!”そう思うことが出来ました。

確かに、沢山のお金¥を払い、さらに、塾や塾の友達にはご迷惑をお掛けしていたと思います。

でも、受験勉強をしたことで夫が育児に参加してくれ、長男は学校学校でバカにされなくなっていました。

学校学校でのトラブルも減り、常に特別枠だった長男は特別枠から脱却して、本人も自分に自信が持てるようになっていました。

毎日毎日常に “本当にこれで良かったのか?” という悩みはありましたが、小学校6年生の姪っ子の一言で “これで良かったんだ!” そう 自分に言い聞かせることが出来るようになりました。

姪っ子ちゃんには 本当に感謝しています。

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