長女のこと:森三中の皆さんに元気をもらう

53. 治療中の音楽はDreamsComeTrue

主治医との カンファレンスの翌日、放射線治療時に頭が動かないように 固定するマスクを作成した。
技師の方が「あったかい プラスチック製のものが顔に触れるけど 痛くないから。ちょっと臭いけど 直ぐに終わるから 動かないでね〜」長女は 動かず 上手に 作れた。


土台の 固定部分はカットしてしまいました

長女が これを付けて広い 放射線治療室でたった一人で治療を受けるそう考えただけで涙が出そうになった。ちょうど福島県の原発事故があったその年の10月末だったので
放射能のことが連日 ニュースになっていた。

近隣の 農産物への 影響を心配して風評被害が出ているニュースを見て
夫と 私は “長女が浴びている放射線に比べたら。。。” と風評被害にあっている地域の 農産物を選んで 購入していた。
(ご気分を害してしまう方がいらっしゃいましたら 申し訳ありません。)

放射線技師さんが「治療中 音楽を流せるから好きな音楽があったら 持ってきて良いからね!」長女「iPodでもいい?
技師さん「大丈夫だよ! どんな曲が好きなの? 嵐とか?」
長女「ドリカム! のんちゃん(長女の名前) ドリカム聴きながら (治療)頑張る!
技師さん「ドリカム 好きなの? 渋いね〜!ドリカムは用意してないから 持って来てくれれば かけられるからねー
長女は 治療の度にドリカムのどの曲にするか決めて治療室に iPod持参で放射線治療を受けていた。

特に 大好きだった♬何度でも♬を選ぶことが多かった。

54. 放射線治療による火傷

放射線治療が始まり翌日長女と一緒にシャワーを浴びていると髪の毛が抜け始めている事に 気づいた。
照射部位の耳の後ろの部分だけ髪の毛が抜けると事前に聞いていたので長女の耳の後ろを見ると タンパク質が焦げたような髪の毛が焦げたような 異様な 匂いがした。

放射線治療が進むにつれて 洗髪の度に髪の毛を拭く度に 髪の毛が抜けていく。
なぜ 娘が病気になってしまったのだろう・・・。なぜ 私の娘なんだろう・・・。
代われるものなら 代わりたい・・・。
そればかり 考えていた。

シャワーの時は 涙が出ても長女に気づかれていなかったと思うが 寝起きに 麻痺がある 右手でシーツに着いた 抜けた髪の毛を一生懸命 拾っている 長女を見ると涙を堪えるのが 難しかった。
長女「のんちゃん(長女)は 髪の毛下ろせば見えないから 全然 大丈夫だよ〜」いつも 笑顔で 言っていた。
放射線治療が始まり 一週間もすると照射部位は 完全に 髪の毛が抜けてしまった。

そして 1ヶ月後には 皮膚が焼けて 茶色に変色しやがて 瘡蓋になった。
一種の火傷で 軟膏を塗っていた。
長女に申し訳ない気持ちと この奥に 腫瘍があるんだ!
少しでも多く癌細胞が 死滅することを 願っていた。

院内学級で書いた硬筆右手の麻痺の為 字が上手く書けなかった

55. 大好きなイッテQと森三中

入院中ある日 突然
長女おねがい自分の手帳が欲しい! これから先の 予定を 書きたいから!」と言った。
私が 雑誌の付録の手帳に予定を書き込んでいるのを見て欲しくなったのだろう。
これから先の 予定・・・。
来年の手帳に長女おねがいはいつまで 自分で 書けるのだろう。
いつまで 予定を 入れられるのだろう。不安しか 無かった。
それでも 夫グラサンは長女おねがいに 希望を聞いて望み通りのキティちゃんの手帳をすぐに買ってきた。
右手に麻痺がある 長女おねがいにとって手帳の小さなマスに 文字を書くことはとても難しくなっていた。


それでも一生懸命 書いていた。

ある日 病院に 隣接する付属の大学の文化祭のポスターを見つけた。
長女おねがいはイッテQが大好きで森三中と イモトが大好きだったので、文化祭に森三中が来ると知り、大興奮だった。

看護師さんが 医師に伝えてくれたようで、Y医師👨‍⚕️「文化祭に行っても良いですよ。 ちょっと距離があるので 車椅子で行って 好きなもの 食べて良いですよ。 楽しんで下さいね〜」と言って下さった。
長女おねがいは 満面の笑みだった。
早速 手帳に『森三中 くる』と記入して 文化祭を楽しみにしていた。

文化祭当日 久しぶりに外に出て終始 ご機嫌だった長女おねがい
何を食べようか何度も 模擬店の前を 行ったり来たりしてフランクフルトや 焼きそばを食べた。
なかなか飲み込めず時間をかけながらゆっくりゆっくり食べて、それでも 嬉しそうな 長女おねがいの笑顔が右顔面が 麻痺の為全く動いてい無かったが 今でも 長女おねがいの満面の笑みが脳裏に浮かぶ。

楽しみにしていた森三中が 舞台に出て来ると学生さん達が車椅子に座っている長女おねがいを一番前に座らせてくれ 見え易いようにして下さった。
学生さんの優しさが本当に嬉しかった。
ライブが終わった後私「森三中 見えた?」と聞くと
長女おねがいうーん。。 あんまり見えなかったけど 黒澤の靴下の ゴムの上に お肉が乗ってた!」        (呼び捨てで すみません。。。)

え?そこ?笑い泣きって笑いながら聞きましたが。
でも病気のせいで右目が内側に寄ってしまった長女には 数メートル先が もう見えなかった。
あんなに楽しみにしてたのに。

でも 久しぶりに 楽しいひと時を過ごせて長女おねがいは 大興奮の 大喜びだったので、本当に良い思い出になった。

今もみんなでイッテQを見ることを毎週楽しみにしています。
長女おねがいが大好きだったイモトが石崎ディレクターと結婚して長女おねがいも喜んでいると思います。

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