長女のこと:学校に通えるということの素晴らしさ

70. 登校

学校へ 久しぶりに登校する朝
長女おねがいは早く起きて ニコニコ ソワソワしていた。

長女おねがい何で休んでたか   みんなに 聞かれたら どうしよう・・・。
ジロジロ見られたり 色々聞かれたりすることへの 不安があった。

口笛「『具合が悪くて 入院してた!』
  って 本当のことを言えば 良いんだよ」

長女おねがいそうだよね?  ズル休みじゃないし!
安心したようだった。。。

長女おねがいは ズルなんてしていない。
必死で 病と闘っている。

ズルなんてしていないのに、
なぜ 長女おねがいが 病気になってしまったのか。
なぜ 長女おねがいなのだろう。
いつも いつも 考えていた。

長女おねがいもう 行こう!
時間のだいぶ前に出発した。

学校までは 車で行き 校舎まで 手を繋いで ゆっくり歩いた。

口笛「先生を呼んでくるから 階段の下で待ってて」長女おねがい大丈夫!!

手すりにつかまって 階段を登り始めた。
ゆっくり 一歩一歩。
慌てて 長女おねがいの体を支えた。

最後の踊り場を曲がると 長女おねがいの教室が 見える。

その時
長女おねがいは 私の手を振り払い
必死に 手すりにつかまって 一人で 階段を登り始めた。

私「危ないから‼️」
長女おねがい大丈夫!!一人で登れる!!
支えて貰っている姿を 
見られたくなかったのだろう。。。

9歳の女の子の 健気な想いに 涙が出た。

久しぶりに登校した 長女おねがいの姿を見て
担任の先生も 笑いながら 泣いていた。

71. 我が子に教わった「生きがい」の本質

長女おねがいが登校し 歓声が上がった。

5ヶ月ぶりに登校した長女おねがい
以前と全くの別人だった。

でも 誰一人 ジロジロ見る子は 居なかった。

1時間だけ 授業に出て 直ぐに帰宅したので、
みんな「バイバーイ」 手を振ってくれた。
長女おねがいも 一生懸命 手を振っていた。

階段も 必死につかまって 一人で降りていた。

踊り場を曲がり 教室が見えなくなると 慌てて長女の体を支えた。
手を振り払う事はなかった。

帰宅すると 興奮気味に
長女おねがい楽しかった〜!   明日も 行きた〜い!!
そそくさと 次の日の準備をしていた。。。

放課後 担任の先生から 長女おねがいが疲れなかったかの確認の電話があった。

その時に 先生が 事前に クラスの子に
「長女は 病気で入院していた。
   病院の学校へ通っていたが   退院したので 戻ってきた。
   薬を飲んで 治療しているので あまり色々 聞かないこと」
上記のような事を 話しをして下さったと 聞いた。

とても ありがたかった。

おかげで 長女おねがいは 冬休みまでの5日間 学校に通うことが出来た。
学校に行く日は 前日から ワクワクしているのが 感じられた。

卒業式等で 学校へ行かれない日は 明らかに つまらなさそうだった。

そして やっと 気づいた。

人は 朝 起きて
今日 やりたい事がある と やりたい事がない
とでは全く違うという事を。
これこそが  生きがいなんだ という事を 長女おねがいに 教えてもらったのです。

もっと早く気付いてあげれば良かった。
娘に 本当に申し訳ない。今も後悔している。

長女が3年生の最後の授業で描いた絵日記の表と裏表紙

72. 終業式と憎い春休み

3年生の終業式は 体育館で行われると聞き
ホームルームだけ 参加した。。。


長女おねがいは「成績が良くない。
成績表を貰い 落ち込んでいたが、
私にとっては 成績表を直接貰えた事が 嬉しかった。

早々に帰宅する長女おねがいに 担任の先生が 廊下に出てきて
担任の先生「のどか! また 始業式に 待ってるよ!
声を掛けて下さった。

長女おねがいはい・・・。
小さな 小さな声で 答えていた。

麻痺が進行してもう 小さな声しか出せなかったのです。

私は 涙を堪えきれなかった。

抗がん剤の効果で若干改善された長女おねがいの体調が また 悪くなってきていた。
短い春休みだが、新学期に長女おねがいがもう一度小学校に通えるとは思えなかった。
春休みが憎かった。

長女の手帳3月に書かれていた事(黒ボールペンは私が書いた)

73. 桜を探して

抗がん剤のラステッド💊 が 2クール目に入ったのに 長女おねがいの体調が 日に日に悪くなった。
長女おねがいが寝ていると もう 起きないのでは?
毎日毎日 恐怖に襲われた。

そして  常に なぜ 長女なのだろう。 代われるものなら 代わりたい そればかり考えていた。

抗がん剤を 2週間 飲まない期間があったので、
2週間経ったら また 長女おねがいの体調が良くなる‼️
そう信じたかった。。。

しかし 長女は 部屋の中の移動もままならず、ニンテンドーDSも出来ない程 右半身の麻痺が 進行していた。

そして
多量の ステロイド剤による 浮腫みも酷く 座っているのさえ 辛そうだった。

朝起きて ソファーに座って テレビを見る。
それしか出来ず 毎日 つまらなそうにしていた。

長女おねがい早く 学校🏫 始まらないかなぁ。

短いはずの春休みが 途方もなく 長く感じられた。

4月1日 日曜日
車で20分程の 長女おねがいが大好きな 公園へ行った。
広い公園なので 車椅子♿️に乗り ポカポカ陽気の中で長女おねがいもニコニコしていた。

桜の木が沢山あったので 一輪でも 咲いていないか あちこち探した。
蕾は膨らんでいたが 一輪も 咲いていなかった。
長女おねがいに 桜🌸を見せてあげる事は 出来なかった。

翌日
長女おねがいは 水も飲み込めなくなって 脱水で 熱が高くなってしまった。

先日 長女が大好きだった公園に行ってきました。

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